値下断行 激レア GRECO EG-800 56LPモデル 1980年製 オールエボニー（オリジナル）FUNK OJISAN

出品はあくまでもGRECO EG800がメインであり、決してPUがメインではないのですが、ご質問がありましたので、詳細を記載しておきます。 GrecoオリジナルPU（P-90タイプ）とギター屋Funk OjisanオリジナルPU「ユゲドオシ」の音色の違いについて～ 先ず、P-90はギブソン系シングルコイルPUですが、フェンダー系シングルコイルPUとはどこが違うのか、例えばP-90はジャズマスターに搭載されているラージサイズのシングルコイルと外観が似ていますが、両者は構造もサウンドキャラクターも違います。その理由としてフェンダー系ピックアップは各弦を狙うポールピース自体が磁石で、磁力が強い反面、磁界は狭く、一方ギブソン系ピックアップは磁石の土台に鉄製のポールピースを立てている分、磁力が弱い反面、磁界は広くなっています。磁界が狭いとサウンドは鋭く、広いと太くなりますので、P-90はシングルコイルながら太いサウンドが得られる訳です。つまりP-90はシングルコイル特有の「明瞭で、歯切れよくハッキリとした抜ける音」、またコイルサイズや磁界などの設計に由来する「太くて丸い音」のバランスが絶妙に取れている優秀なピックアップです。ある人は、「中音域がおいしい、分厚いバンドサウンドを作ってもハムバッカー程こもらない、クランチサウンドが最高に気持ち良い」と表現しています。 GrecoオリジナルPU（P-90タイプ）も勿論、優秀なPUだったのですが、自分が当時所属していた大編成のホーンセクションを有するビッグバンドジャズオーケストラの中で、抜けて輪郭のハッキリしたリズムを刻む為に「P-90のミッド感を活かしつつ、更にクリアで不必要な低音を出さない歯切れの良い、程よいパワー感と煌びやかなPUへの換装」を考えて捜していたところ、YouTubeでこのギター屋Funk OjisanオリジナルPU「ユゲドオシ」と出逢った訳です。解りやすく言えば、最近注目を集め市場価値が高騰しているジャズマスターに近いサウンドキャラクター寄りで尚且つ更に太い、P-90サウンドです。 この特徴をギター屋Funk Ojisanのホームページから一部引用すると、「不動の人気を誇るP90ピックアップを更にすっきりクリアに、そしてアルニコポールピースによりピッキングニュアンスをリニアに出力してくれる最高の相棒が完成。ボビンの厚み、ポールピースの高さのベストバランスを追求。P90のミッド感を生かしつつ各弦の音量バランスを均一に、不必要な低音を出さない歯切れの良いサウンドにするためにボビンの厚み、ポールピースのバランスをとことんまで追求。ユゲドオシはボビン厚、アルニコポールピースに最適な巻き数を新たに考案しフロント、リア用でそれぞれ巻き数を変えています。それによりフロントは低音のもたつきが無くカッティングにも最適な歯切れの良いサウンドに、リアはフロントと切り替えた際に違和感のないよう程良いパワー感で煌びやかさも損なわないようバランスを調整し弾き手の表現をそのままアウトプットします」と記載されています。 クリアなJAZZでも、ちょっと歪ませたROCKでも秀逸なPUだと思います。百見は一聞にしかず。是非一度YouTubeでギター屋Funk OjisanオリジナルPU「ユゲドオシ」のサウンドを聴いてみてください。