【根付】　蛸と海女の根付け　　焼き物　鋳物　彫刻　置物　和雑貨　和小物　春画

　商品をご覧くださいまして、誠にありがとうございます。
蛸と海女の春画をモチーフに根付けを制作いたしましたので、出品いたしました。
　本商品は私が制作したもので、古いものではございませんので、ご入札の際は何卒ご注意ください。以下、商品の説明を記載いたします。是非ご覧くださいませ。

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「蛸と海女」とは、葛飾北斎が鉄棒ぬらぬらというペンネームで制作した、喜能会之真通(きのえのこまつ)という春画の一場面です。
　その内容は、巨大な蛸が海女の女性を押し倒し、女性の陰部に吻を当てがい責める様子が描かれたもので、画面いっぱいに展開される陵辱劇の背景には蛸と女性の掛け合いが台詞として書き込まれており、蛸が歪んだ劣情を女性に募らせていたことや、女性が心ならずも抵抗することができなくなってしまう様子が描かれています。
　そしてその台詞の中で、蛸は女性に対し、竜宮城に連れて行って囲っておこうか、と発言しています。竜宮城という場所は陸上とは時間の流れの異なる異界です。浦島太郎はわずか3日程の滞在で、100年とも1000年ともいわれる時間のズレを経験することになりました。もし女性が蛸により竜宮城に連れ去られてしまったのだとしたら、200年後の現代においてすら蛸から解放されておらず、未だに竜宮城に囚われ続けていることになっているのかもしれません。そんなことを考えながら今回の作品を制作しました。
　今回の作品は、女性を磁土で制作し蛸をアルミで制作することにしました。蛸と女性の材料を変えることで表面の質感に違いを持たせるようにし、蛸の偏執的な雰囲気や、女性の生々しさを強調させるようにしました。
　春画をモチーフにした面白味のある根付けに仕上げることができたかと思います。この機会に是非いかがでしょうか。

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素材: アルミニウム　磁土　漆

サイズ: 50×45×35mm

付属品: 供箱、ウコン布