保存刀剣　★筑州住源信国重包★　徳川吉宗に一葉葵紋を切る事を許された優工　

江戸時代中期の筑前を代表する信国重包は、南北朝時代に山城より筑前に移住した信国の正系で信国吉包の子。俗称助左衛門といい、黒田家藩工として福岡鍛冶町に住した。のち藩命により筥﨑宮辺に鞴を移して工銘を『重包』に改めた。 　享保六年一月に八代将軍吉宗の召により江戸芝浜御殿にて鍛刀、薩摩の正清、安代や紀州南紀重国と共に最優秀の栄誉を賜り、一葉葵紋を茎に切ることを許された優工である。帰郷後に工銘を『正包』に改めた。 　信国重包は、同じく黒田藩工の備前伝筑前石堂派『守次』と対峙し、相州伝を精鍛した名手として高名である。五十万石を有する筑前黒田家は筑前信国派および同石堂派を黒田藩士のみの御用鍛冶として独占し、藩外への販売を許さなかったという。精鍛数は肥前刀に遠く及ばず現存慧眼する機会は稀である。筑前信国一門の作刀の中でも重包は稀有で、稀に慧眼する作刀は『筑前住源信国重包』や『筑前住源信国正包』などと銘を運ぶものが多い。享保十三年(1728)十二月十日歿、行年五十六。◯画像のみでのお取引になりますのでトラブル防止の為、確認したい事や知りたい事などが御座いましたら質問して下さい。評価0又は評価の低い方は入札を取り消す場合も有りますのでご購入の意欲がある方は質問欄にてお知らせ下さい。注意事項になりますが、出品終了間近の時点で入札額があまりにも低い場合は出品を取り消す場合も有りますので御了承下さい。また、イタズラ入札や神経質な人は入札はお控え下さい。落札後のファーストコンタクトは一時間以内にお願いします。御連絡、入金、商品到着の受け取り連絡を早く確実にしてくれる方のみ参加して下さい。ノークレーム、ノーリターンでお願いします。所有者変更届けもお付け致します。