【希少】知られざる名花ネリ・シュコルニコヴァ モーツアルト VC第4番K218 メンデルスゾーン VC 旧ソ連Melodiya MK紺色ラベル盤 D-013497/8

現在のウクライナ、ゾロトシノ村に生まれたネリ・シュコリニコワは、3歳でモスクワに移り住み、幼少の頃から名教師Y・ヤンケレヴィチに師事しました。その後、1953年にパリで開催されたジャック・ティボー・コンクールにて25歳で優勝しました。彼女はソビエト連邦国内でソリストとして、最も高く評価されていたため、 長年ソビエト連邦からの出国を禁じられ、録音もほとんどがMelodiya盤の入手難のもののため、国際的に広く知られることはありませんでした。 1982年に偶然ベルリンで演奏する機会を得たネリ・シュコルニコワは、演奏会の後、ヴァイオリンだけを持って亡命しました。 その後、オーストラリアのメルボルンに居を構え、ヴィクトリアン・アーツ・センターで教鞭をとりました。また、アイザック・スターンの推薦で、米国インディアナ大学ブルーミントン校に招かれ、1987年から2005年まで教鞭をとり、多くの音楽家を育成しました。現在では、フランスのシャトー・ド・ラ・フロセリエールに彼女の名前を冠したアカデミーが設けられ、今年も8月5日～15日にAcademy Summerが開かれる予定となっています。  決して多くはない彼女のMelodiya盤は、そのどれもがヴァイオリン愛好家の垂涎の的となっています。