[送料無料]　林業実務必携　第三版　東京農工大学農学部林学科編　朝倉書店古本

函スレ、薄い背ヤケあり

序

さきの1962年秋、一般技術者ならびに学習者を対象に「林業実務必携」が上 粋され、その後、林業をとりまく学問・技術の躍進、社会・経済・法律などの一 変、新技術の登場などをうけて、1978年春,「新版林業実務必携」があらためて 世に問われた。幸いにも各著者の意図は容れられ、版を重ねて今日に至った。

しかしながら、その後のハイテク・バイテクなどの新語や、バイオマス林業で 象徴される技術革新と、産業・経済の急激な成長は、世界の林業・林産に画期的 な変化をもたらしつつある、社会も、レジャーの増大・環境への配慮など構造的 変化を始めるに至った、総合化・巨大化する科学技術を、転換点に立つ林業はど のように取り入れるか、林業技術者・林学学生諸氏への期待は大きい。そこで、 著者の一部交替もふくめて内容の一新をはかり、「林業実務必携 【第三版]」とし

て世に問うこととした。

新分野もできるだけ取り入れ、内容も再検討されて新しくなったが、読者の購 入の便をはかるためページ数を極力抑え、要点を網羅するよう最善の努力をした つもりである。最新のことがらを簡潔にわかりやすく解説するという、「林業実 務必携」初版以来の伝統のうえに成った本書が、21世紀にむけて林学・林業技術 にかかわっておられる諸氏の、座右に置かれることを念ずる次第である。

その意味で、交替された初版および新版の著者,大内晃(森林評価),蕪木 自輔(木材の性質)、楠正二(木材商業),黒岩菊郎(測樹・森林評価),子幡 弘之(森林経理),陣内嵌(林木育種),高島藤順(林製造),中島道郎(造 林),中村英碩(林業機械),中村源一:(木材加工)、中村忠雄(木村の性質・ 木材加工),夏目正(量、伐木運村・森林土木),伏谷伊一(防炎),堀岡邦 典(材質改良)の諸先生のお名前を記し(↑は初版、はは新版、無印は両方の著・・・