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P83◆但馬牛・神戸ビーフと和牛の系統育種 井上良 肉牛新報社【繁殖地帯 生産地帯 江戸時代の蔓 系統育種 系統分離】 240508 |
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第１編 但馬牛と神戸ビーフ
Ⅰ．江戸時代までの但馬牛
１．但馬牛の起源 ２．養父市場 ３．つる牛
Ⅱ．幕末から明治の頃
１．但馬牛の古い流通経路 ２．神戸ビーフの発祥
３．文明開化と日本人の肉食 ４．但馬牛の洋種交配
Ⅲ．但馬種の時代
１．雑種時代の終焉 ２．登録による選抜 ３．種雄牛の系統
Ⅳ．昭和前期
１．肥育産業の始まり ２．中央登録の発足と登録協会
３．あつた蔓の造成 ４．ふき蔓、よし蔓の造成
Ⅴ．戦後の但馬牛
１．いなきば蔓と八木谷蔓 ２．優生計画の功罪 ３．人工授精普及の影響
Ⅵ．肉用牛としての但馬牛
１．若齢肥育への模索 ２．肉用牛への大変身 ３．若齢肥育の発展
Ⅶ．但馬牛の改良経過
１．系統と種雄牛の消長 ２．但馬牛の改良成果
Ⅷ．但馬牛の特色
１．形態的特色 ２．血統的特色 ３．近交係数の上昇
Ⅸ．但馬牛の繁殖地帯
１．兵庫県内の肉用牛分布 ２．但馬地区全般 ３．旧美方郡
４．旧城崎郡・旧出石郡・豊岡市 ５．養父市・朝来市 ６．丹波地方
７．播州地方 ８．淡路市、洲本市 ９．南あわじ市（旧三原郡）
Ⅹ．神戸ビーフの生産地帯
１．神戸ビーフとは ２．篠山市・丹波市 ３．三田市 ４．神戸市
５．東播南部地域 ６．西脇市の黒田庄地区 ７．但馬・淡路地区 ８．神戸肉流推協
XI．但馬牛の未来に向けて
１．近交回避の方策 ２．雌牛の選抜と育種価 ３．旨さの追求
第２編 和牛の系統育種
Ⅰ．系統育種の意義
１．情勢変化に対する和牛の対応 ２．兵庫和牛のたどった道 ３．全国の和牛に迫る危機
Ⅱ．江戸時代の蔓
１．古い蔓牛の記録 ２．岡山県、竹の谷蔓 ３．島根県の卜蔵蔓
４．広島県の岩倉蔓 ５．兵庫県の周助蔓 ６．蔓牛の共通性
７．ベークウェルの育種法 ８．系統造成の基本原理
Ⅲ．昭和の新蔓造成
１．古い蔓の消滅 ２．新蔓造成の動き ３．あつた蔓 ４．ふき蔓
５．よし蔓 ６．あづま蔓 ７．新蔓造成の効果
Ⅳ．優生計画と系統の消滅
１．優生計画の意図 ２．旧出石郡での系統間交配 ３．美方郡での系統交流
４．広島県での系統間交配 ５．旧城崎郡での系統間交配 ６．蔓の崩壊
Ⅴ．近交係数と血縁係数
１．近交係数の意味 ２．共通祖先がひとつの場合 ３．共通祖先が複数の場合
４．血統ファイルの作成 ５．近交係数の計算プログラム
６．血縁係数 ７．重要事項のまとめ
Ⅵ．系統間交配構想
１．但馬牛の近交係数上昇 ２．３元交配の提案 ３．鶏の系統間交配
４．豚の３元交配 ５．島根県の系統間交配成功例 ６．岐阜県の成功例
７．和牛と鶏、豚の違い ８．但馬牛での系統造成努力
Ⅶ．但馬牛の特殊性と種雄牛系統
１．但馬牛の閉鎖育種 ２．但馬牛の種雄牛系統 ３．中土井系
４．熊波系 ５．満重系 ６．城崎系 ７．種雄牛系統の消長
Ⅷ．但馬牛の近交度上昇とその影響
１．繁殖雌牛の頭数減少 ２．種雄牛系統の消滅 ３．種雄牛間の血縁係数
４．近交の繁殖成績への影響 ５．枝肉成績への影響 ６．枝肉重量、増体速度の月別変化
７．ＢＭＳNo.、枝肉単価の月別変化 ８．肉質形質の補足論議
Ⅸ．系統分離の基本
１．和牛で系統間交配を必要とする理由 ２．分離すべき系統の条件
３．系統分離の手法 ４．分離系統のサイズ ５．系統造成の構想
Ⅹ．兵庫県で試みている系統分離
１．ジーンドロッピング法 ２．高能力種雄牛の抽出 ３．有力祖先の血縁係数
４．新系統の構想 ５．スーパーマザーから選ぶ基幹種雄牛
６．ジーンドロッピングの問題点 ７．両計画の統合 ８．計画実現の可能性
XI．系統造成の手順
１．系統造成を計画する時期 ２．枝肉成績ファイルの準備 ３．枝肉成績のデータ変換
４．血統ファイルの準備 ５．枝肉成績の予備分析 ６．系統分離法の検討
７．基幹種雄牛の検討 ８．系統の造成法 ９．系統の維持法
XⅡ．系統造成の手順と運営組織
１．系統間交配の基本形 ２．２系統での系統間交配 ３．管理組織の必要性
４．関連組織の構図 ５．情報センターの役割 ６．運営資金の問題
７．管理組織の役割 ８．従来の組織との関連
コラム 牛の史跡散歩
ＪＲ佐津駅にある「よし蔓」の碑
大河内の稲木場蔓記念碑
名牛田尻の顕彰碑
茂金波をたたえる