☆帝国陸軍　兵科中佐冬衣袴(昭15制）サイズ特大 袖丈63股下76㎝[●]日本陸軍日本軍日本海軍

※品物は冬衣袴本体のみで、帽子類、襟章・肩章、勲記章、カラーは参考品で商品に含まれません。
陸軍中佐所持品で昭和十七年に大阪偕行社酒保部で仕立てられた上下完全揃い。長身かつ中年体形でない、
抜群にスタイルの良い方だった様で、当方が扱った将校服の中でも丈では随一で、空前絶後のサイズ感。
サイズ首周40.0台襟高4.8折襟幅6.0肩幅43.5着丈64袖丈63胸囲96ズボン丈ウエスト90股上38.5股下76太腿ワタリ37.5脹脛周36.5㎝。
高級将校らしく、台襟高さ、左右に拡がらず台襟に張り付くように垂れる折襟の形状、雨蓋の形状、流麗なボディライン、
短袴のハイウエスト、大腿部の膨らみ等、全てが外連味なく上品に纏まっている。左胸に7連以上の勲章釣具が付けられる糸かがりあり。
十七年製で国粋主義的な兜と太刀の鋼製袴鉤ホックは時代なりだが、通常礼装用の肩章孔、裏地には見事な菊花模様の刺繍入りは省略されておらず、
地質も良い時代の明るい鶯色をした、混じりっ気のない純毛厚地ギャバジン系「将校軍服絨」。裏地は濃緑の絹綿交織。
袖裏・腰裏は縞の綿スレキ。袴の袋布・股ぐらは灰色、薄茶色の綿スレキ。
金色金属釦は真鍮製で地は艶消し、外周は面取して磨き光沢仕上げとした高級感あるもの。裏面は星章と月桂樹模様の亜鉛メッキ。
角釦は薄褐色染のアイボリーナット製。釦穴は絹穴糸で精緻な手縫い。ホック類、後腰尾錠は鋼製ニッケルメッキ。カラー留釦は骨製。
状態はそれほど使用感なく、襟・袖口・股ぐら共に目立った汚れ、擦れなし。目立った汚れなし。虫穴は左大腿部に一か所あるのみ。
釦は若干古色あるも、錆・凹みなし。釦類は全て初付で欠品なし。ホック、尾錠に若干錆あるも緩みなし。