真鍮製1/4スケール旧大日本帝国陸軍97式20mm自動砲　対戦車ライフル

旧大日本帝国陸軍の対戦車兵器97式自動砲の真鍮製1/4縮尺のミニチュアモデルです。全長55cm重量概算1kgです。25年程まえ真鍮工房WADAさんに特別注文で制作してもらいました。制作のため実物の図面データの入手など非常に難しい点もありましたが、幸い真鍮工房さんは旧軍の小火器制作者に情報ルートがあったこともあり、注文して1年半位で完成しました。但し値段は30万円と結構かかりました。おなじものは真鍮工房さんに1丁ありますので世界に2丁しか存在しない作品です。真鍮工房さんは、旧日本軍の小火器を専門に真鍮製1/4ミニチュアモデルを制作している職人さんですが、その作品はちいさなネジまで部品として作成しくみあげたひじょうに精密感のある往年の、御子柴さん（ミコアームズ）に優るとも劣らない工作精度を誇る作品です。運搬に使用する根菅は取り付け取り外し可能です。本体下部の三脚は折り畳み可能です。弾倉は取り外し可能で20mm弾の装填可能です。本体側面のコッキングレバーは作動しバネを入れていますのですので、テンションがあります。但しレバー操作で弾がヤクシツに装填されレバー操作で薬室から排出されるといった内部機構は省略されています。照準装置も作動しません。実物は昭和12年97式自動砲として制式装備となったもので主に関東軍に配備され初陣はノモンハン事件でした。ところがソ連のBT戦車に対して期待された戦果があげられずわずか400門で生産をうちきられたカッコはつよそうなのに威力不足な残念な兵器でした。ノモンハン事件の直後始まった太平洋戦争で南方戦線で消耗されまくり、現存しているものは見当たらないとゆう幻の兵器です。カート×3簡単な取説がつきます。画像を見ると砲身前部の変色が進んでいるように見えますが、撮影時の照度の影響だと思います。実物を肉眼で確認するとさほど変色は進んでいません。